こんにちは!Twinkle管理人のホワイトリリィ(@WhiteLily_twk)です。
昨日私は少し遠方にある文具と本の専門店に足を運びました。
大人向けの文房具コーナーもとても充実していたのですが、小学生中学生に向けた文房具が今ではどんどん発達しているのですね~。
開いただけで机の上についたてができる勉強グッズや、勉強のプランを立てるためのノート、大人の自分でも使ってみたいアイテムがいっぱいありました。
見ているうちになんだか学生時代が懐かしくなって、小学校の頃に担任の「K先生」に教わった深い話を思い出したのです。
せっかくなので今回はそのお話をしたいと思います。
ホワイトリリィが小学校の時にK先生に教わった、とても深い話
私の小学校の頃の担任の先生は、中学校の体育の教諭の免許も持っているK先生でした。
その K先生が中学2年生の担当してる時に一つの不思議な出来事に出くわしました。
それはK先生がとある中学校で体験した、ほんとうの話
K先生が担当しているクラスの女の子の中で、休み時間に必ずいなくなる女の子が数人いました。
物静かな女の子たちで、とてもやんちゃなタイプではありません。
K先生ははじめは気にも留めていませんでしたが、彼女たちはとても奇妙な行動をとっていたのです。
女子生徒数人は、校舎の裏で泥遊びをしていた
実は女の子達が2・3人で、学校の校舎の裏ので泥のお団子を作って遊んでいたのでした。
この光景を見た K先生はとてもびっくりして、「何をしてるの?」と呆れて聞いてしまいました。
それに対して彼女たちは「すごく楽しいですよ!先生も一緒にやりませんか?」と無邪気に言いました。
K 先生は思います。小学生ならまだしも中学生で泥団子作りはふさわしくないのではないかと。
悪意のない彼女たちの目線に、K先生は半ば呆れながらももう一度彼女たちに問いかけます。
「一体どうしてそんなことをして遊んでるんだい?」
彼女たちの答えは意外なものでした。
「私たちこうして遊んだことがなかったんです!子供の頃は汚いからダメって教わったんですけれども、やってみたらすごく楽しいですね!」
中2の女子生徒は、幼稚園や小学校の頃に泥遊びを禁止されていた
そこで K先生はハッとします。
(泥に汚れて遊んだり、自然の土に触れたり、本来であれば子供の頃にする遊びでも、親に禁止されていた子供達はその経験をしていない。
けれど、実はその経験はとても大事なもので、人間が成長する段階には欠かせないものなのではないか。)
その出来事に遭遇した K先生は、子供には本来年齢相応の遊び方があり、それを取り上げてはならなかったのだと瞬時に気づいたのだと言います。
女子生徒2人を慮った、K先生の優しい対応
例えば小学校1・2年生の頃に経験するべき遊びを経験しなかった場合、 その反動はもっと大きな年齢になってからこのように少しおかしな形で現れてしまうのではないかと感じたそうです。
K先生は、「他の先生には黙っておくから人に迷惑をかけない形で遊ぶんだよ。ただし遊ぶのであれば思う存分気の済むまであそびなさい」と告げました。
女の子たちはすごく喜び、中学2年生にもかかわらず、何日かずっと泥のお団子を作って遊んだようです。
その間少し心配になって何度か校舎裏に見に行ったそうですが、女の子達は特に人に迷惑をかけることも無く、ただ静かに数人で泥遊びをしていたのだそうです。
だんだんに満足したのか、その後彼女たちは自然と泥遊びをしなり、問題なく卒業していったのだといいます。
この話から学ぶべきこと
私がこの話を聞いたのは小学校5年生の時でした。当時の私が聞いてもとても衝撃的でしたから、この出来事に遭遇した先生はなおさら衝撃を受けたのでしょう。
子供ながらに私は思いました。もしも、K先生が彼女たちに「中学生だからやめなさい」と告げていたら、彼女たちはまた大切な経験をしないまま年齢を重ね、高校生になってから泥遊びをするかもしれなかったと。
5年生の私たちに先生は言いました。
「今遊びたいことややりたいことがあるのであれば、満足がいくまでしっかり遊びなさい。子供のころの遊びっていうのは、きっと成長に必要なものだから。」
子供のうちにしかできない体験は、無理に我慢させてはならない
20年以上昔のことですが、今でもこのエピソードがはっきり頭の中にあります。K先生は話し上手でしたから、生徒達に授業時間が余るとよく話を聞かせてと言われていました。
もしも本当に今やるべきことをやらないまま大きくなってしまえば、その反動は大きくなってからゆがんだ形で出てきてしまう。
たとえそれが遊びだとしても、小さい頃にするべき経験というのはやっぱりあるもんなんだ、という教訓ですね。
この時の話も、このブログでは表現できないくらいとてもリアルでしたし、人間の心の成長について、とても考えさせられました。
なるほどね。
K先生は5年生のリリィたちに「子供の遊びでも真剣にやりなさい」と伝えたかったんだわ。
ええ。いろんな感じ方があると思うわ。
わたしは一つの教訓として、「子供のうちにやれることはしっかりとやっておこう」と心に決めたのを覚えているの。
勉強ばかり、遊びばかり、でなく、どちらもバランスよくやらないとダメなんだわ。
どうしても「勉強」はひとりでするものだしな…。
遊ばないでそればかりに偏ってしまうと、きっとココロが育たないよな!
大人になってから考えるのは、もしもこの女の子達が小さい頃に砂遊びや泥遊びを禁止されていなければ、おそらく中学生になって隠れるように遊ぶことはなかったんじゃないかということです。
大人になった私は、当時の女子生徒達の親御さんと近い年齢になってきました。だからこそ、このエピソードのような大切な話をいつか親になった時にも忘れずにいたいなと思ったのでした。
以上、『ホワイトリリィが小学校の時にK先生に教わった、とても深い話』でした。
思い返してみても、やっぱり自分の中で留めておくにはもったいない話だったと感じます。このタイミングで記事にできて良かったです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。