旅行で「ヘアアイロンを持ち運びたい!」と思うこと、ありますよね。しかし、旅先で使ったもののそのあとの余熱で収納に困ったり、普段使っているものを持っていくとかざばってしまったりと、細やかなお悩みが出やすいものです。
筆者も、以前旅行のときにヘアアイロンをどうしたらスムーズに持ち運べるか、悩んだことがあります。
そこで今回は、ヘアアイロンをスムーズに持ち運ぶためのアイデアをご紹介します。
旅行にヘアアイロンを持っていきたいけどどうすれば?
ヘアアイロンを持ち運ぶとき、熱くなった本体の収納や、アイロン本体の大きさに、地味に困りますよね。
そんなときは、まずは専用の耐熱ケースを用意するのがおすすめです。また、普段使用しているヘアアイロンがカバンに入り切らないなら、旅行用の小さなアイロンを選ぶという選択肢もあります。
1つずつ、順番にご説明していきますね。
持ち運び用のヘアアイロン耐熱ケースについて
おしゃれなキャラクターものから、100円〜300円均一のプチプラで購入できるもの、はたまた高機能なものまで、ヘアアイロンを収納できるケース(ポーチ)は、さまざまな商品が発売されています。
このようなケースは必ずしも内部が耐熱になっているとは限らず、非耐熱のものも多くあります。旅行でヘアアイロンを持ち運ぶなら「耐熱ケース」の方が、より安全でしょう。
耐熱ケースのメリット
旅行のときに持ち運ぶのなら、高温に耐久できる素材が内側に使用されている「耐熱ケース」が便利です。
商品にもよりますが、なかには180℃や200℃に耐久するものもあります。使用後に本体のプレート部分がまだ熱い状態でも収納できるため、旅行などで朝の準備の時間が限られる場合に活躍してくれるはずです。
ただし、商品によって耐久できる温度には違いがあって、耐熱ケースでも使用後に本体を冷まして余熱を取り除いてから収納するのを推奨している商品もあるみたいです!
購入するときには、耐久できる温度や、推奨されている使用方法をよく見てから選ぶのがおすすめです。
タオルの上に熱いまま乗せて収納するのはNG
「タオルの上に乗せて使って、そのままくるんで収納している」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ヘアアイロンも商品によっては200℃以上まで設定できるものもあり、電源を切ったあとにそのまま収納することでタオルが焦げてしまう懸念もあるでしょう。
そういった高い温度のものを燃えやすいものにくるむのは危ないので、やめましょう。
耐熱ケースが売っている場所
非耐熱タイプのケースであれば、雑貨を取り扱っている店や服を売っている店に置いていることがあります。(筆者のリサーチ時、DAISOやPLAZA、しまむらで過去に販売されていたという情報を見かけました。)
耐熱タイプのケースは、大手家電量販店の公式ホームページで取り扱っていることがあるようです。
運良く近隣の店舗に在庫を発見したら、そこで購入してみても良いでしょう。ただし、全国どの店舗にもかならず在庫があるとは限らないので、その点は注意です。
もしも色々な商品を比較しながら選びたいなら、Amazonや楽天などのECサイトがおすすめです。
わたしが持っているものと同じものをAmazonで探してみましたが、やや古い商品だったため、現在販売されていないようでした。そこで、下記に似た商品をピックアップしてみました。
▼YSTYLER ヘアアイロン 専用耐熱ポーチ(ブラック) YSB-008B
黒色のシンプルな耐熱ケースです。コードと分けて収納できるため、余熱が残っている状態でも使えると記載がありました。こういった耐熱タイプのケースは他にも売っているので、探してみるといいでしょう。
旅行用の小さいヘアアイロンのおすすめ
旅行用のヘアアイロンは、いつも使っているヘアアイロンとは別のものを使うのがおすすめです。
筆者も、遠方に宿泊するときにヘアアイロンを持っていくことがあります。以前は日頃使っている大きなものをそのまま持ち運んでいたのですが、旅行用バッグに詰めるとかさばります。なんとかならないものかとあちこちの店舗を探して、比較して回りました。
旅行用のヘアアイロンの選び方
小さいヘアアイロンにも色々な商品がありますが、「旅行用」として持ち運ぶことを前提に、次のような基準を考えてみました。
(※小型のアイロンという括りでも、メーカーや商品によって大きさにかなり違いがあるので、ご自身の荷物の量を考えながら比較してみるといいでしょう)
筆者は宿泊先の施設で使用する前提で「コード有り」を選んだのですが、夜行バス移動+化粧室で準備という方や、アウトドア等屋外で使うという方もいらっしゃると思います。そういうときはあえてコードレスタイプを選んでもいいかもしれません。
おすすめはKOIZUMIのストレートアイロン!
旅行用として実際に使ってみて良かったのは、KOIZUMIのストレートアイロンです。
▼コイズミ ヘアアイロン ストレート コンパクト 海外対応 ホワイト KHS-8520/W
重さが約140g・縦幅が約16.3cmで、持ち運びやすい手のひらサイズ。最高温度は約180℃で加熱も早く、電源を入れてからおよそ30秒ほど(※)で熱くなってきます。
髪を挟んだときにプレートがスムーズに動かせるため、スタイリングしやすいのも魅力。前髪や後ろ髪を手早く整えたいときに重宝します。
ただし、じっくり時間をかけて使おうとすると本体があつくなりやすいので、そこが唯一の残念ポイントです。
個人的には、旅先でバタバタした忙しい朝にピッタリだと思いました!かばんに入れて収納したときに場所を取らないのも、わたしが満足したポイントです。
お求めやすい価格帯なので、良かったら使ってみてくださいね!
(※パッケージにも、「スピード加熱 立ち上がり約30秒(100℃到達時点)」と記載がありました。)
ヘアアイロンを早く冷ますアイデア4選
もし耐熱ケースを使うとしても、安全のために念の為ヘアアイロンの熱を冷ましてから収納したいという方もいらっしゃいますよね。そんなときは、次のアイデアを試してみてください。
①最後は余熱を使う
ヘアアイロンを使うときに早く冷ましたいなら、いつもより早めに電源を切りましょう。前髪など髪の量が少ない部分は、余熱でもキレイに仕上がりやすいです。
また、低い温度でも効率的に髪をまっすぐにするためには、一度に挟む髪の量を少なくすると良いでしょう。
もし、あなたが後ろの髪を200℃以上の高い温度でかけているなら、前髪は余熱でも良いかもしれません。慣れてくると、日常的にこちらの使い方で早く冷ます癖がつくはずです。
②あらかじめ低めの温度で使う
さきほどの「余熱」とも近いのですが、早く冷ましたいならいつもより低めの温度設定で使ってみるという方法もあります。
以前に美容師さんが「ヘアアイロンの温度を最高温度で使っている人もいるみたいなんだけど、170℃くらいでも十分だよ」とおっしゃっていたのを伺いました。そのため、毎回必ずしも高温で使う必要は無いのだと思います。
市販のアイロンのなかには温度が変更できるものがよくありますので、いつもより低めの温度設定で使用することでプレートを冷めやすくできるはずです。
たとえば筆者の持っているアイロンは、120℃〜230℃と設定できる温度に幅があるので、どうしても早く冷ましたい事情のあるときは170℃以下で使っています。
③フックやスタンド、ヘアアイロンホルダーを使う
壁などにフックやスタンド、ヘアアイロンホルダーをかけるところがあるなら、そこに一時的にヘアアイロンを開いて置いておくのも良いアイデアです。
内側のプレートが合わさっている状態よりも離れている方が冷めやすいため、本体のロックを開いたままホルダーにかけて、冷めるまで待ちましょう。
ヘアアイロンホルダーは100均でも販売されているので、購入のハードルが低いのではないでしょうか。ただし、旅行で持ち運ぶにはホルダーは少々かさばるので、フックの方がおすすめです。
④ドライヤーの冷風や扇風機の風を当てる
ヘアアイロンの温度を下げるなら、ドライヤーの冷風を当てるという物理的な方法も。電源を切ってコードを抜いたあと、プレート面に冷風を当てるだけです。
冬の寒い時期には効果を感じやすいかもしれませんが、室温が高くなりやすい夏の暑い時期にはあまり向かない方法かもしれません。また、旅行先で支度で急いでいるときには、ドライヤーを出してくるのがかえって手間になってしまうかも。
「水で濡らしたタオル」で無理に冷ますのはOK?
他にもなにか方法は無いかな?と筆者がリサーチしたところ、やや強引な方法として「水に濡らしたタオルで冷ます」という方法もありました。
しかし、熱くなったプレートに水が触れると即座に蒸気が出てやけどするリスクがあるように感じました。
わたしも以前、濡らした髪にヘアアイロンを使ってやけどしたことがあるので、水蒸気には注意した方が良いと思います!><
また、アイロンによっては過度に濡れた髪に使用したり、濡れた手で使用したりするのを説明書でNGとしている商品もあります。
ぬれた手で使わない。
●ショート・感電の恐れがあります。テスコム マイナスイオン ヘアーアイロン 品番 NTH510 取扱説明書 より
こういったことを鑑みると、無理に濡れタオルは使用しない方が無難なのではないかと思います。
旅行にヘアアイロンを持っていくなら、耐熱ケースを使おう!
この記事では、「今度の旅行でヘアアイロンを持っていきたいけど、どんな持ち運び方がある?」と困っている方に向けて、持ち運ぶときのアイデアや、旅行用のヘアアイロンのおすすめ商品をご紹介しました。
ヘアアイロンの本体が熱いままタオルにくるんでバッグに入れるのは危険なので、耐熱ケース(耐熱ポーチ)に入れて持ち運ぶといいでしょう。
また、普段使用している大きなヘアアイロンがかさばってしまうようなら、旅行用の小さいヘアアイロンを用意するのも◎です。ぜひ、試してみてくださいね。
この記事が、少しでもあなたのお役に立てば幸いです。