簡単にヘアスタイリングができるプラスチックのコーム。今では100均で売ってることもありますよね。しかしこのコーム、使っているうちにだんだん汚れてきませんか?
皆さんは、この汚れはどうしていらっしゃるのでしょう? 「安いコームを買って、汚れたら都度買い替えてしまう」という方もいらっしゃるでしょうし「大事にしているコームがあるから、何とかして綺麗にしたい!」という方もいらっしゃるはず。
そこで今回は、筆者が幼い頃に母に習った「コームの汚れ取り」の裏技をご紹介したいと思います。
どのご家庭にもあるもので手軽にできる方法ですので、もしよかったら試してみてくださいね。
コーム(クシ)の間の黒い汚れが気になる!
表面にある油分のベトベトした感じ、 そしてコーム一本一本の隙間に黒っぽい汚れが溜まることがありますよね 。
ただ髪を梳かしているだけなのにどうしてここが汚れてしまうのでしょうか。
コーム(クシ)のあいだの汚れはなに?原因は?
コームが汚れてしまう理由の1つは、頭皮の皮脂や汗によるものです。
メイクをしていると夕方にはベタベタと顔の表面がテカってしまうのと同じように、地肌(頭の皮膚)も皮脂を分泌しています。それが髪に付着し、さらにコームへ付着していくのです。
また、トリートメントやヘアワックスなど、髪の表面をコーティングしている化粧品類も、梳かす時に髪の表面から落ちるのでコームに付着します。
それと、部屋のほこりが相まって、あのベタベタの汚れを形成していくのですね。
さらにそれをそのまま汚れを放置することで、コームの目の間に、黒ずみとなって溜まっていくのです。
コームの汚れを簡単に落とす方法
コームの汚れを落とすのに色々な方法がありますが、今回は“ズボラさん向け”に、手軽で手間がかからない、シャンプーを使った方法をお伝えしたいと思います。
写真に写っている筆者のコームは、撮影で汚れが分かりやすいように数ヶ月間あえて手入れをせずに放置をしたコームです。それでもかなり綺麗になるので、手軽な方法ですよ!
身体を張って制作しています!
ステップ①洗面器にお湯を入れシャンプーを溶かす
まずは洗面器にお湯を用意します。油性の汚れを落としやすいように、 大体湯船くらいの温度がおすすめです。
寒冷地の方など、冬の時期はお湯が冷めやすいと思いますので、そのときはやや高めの42℃くらいがおすすめです。
このあとに手をお湯に入れますので、やけどしない温度にしてください。
このお湯の中にシャンプーを入れます。洗面器の大きさやお湯の量にもよりますが、大体1から2プッシュくらいが良いでしょう。
入れたら手でかき混ぜて、よくシャンプーを溶かします。
先ほどのお湯を手でかき混ぜた時に、ややとろみがついて簡単に泡が立つくらいが、ちょうどいいシャンプーの量です。足りないときには追加してみてください。
しばらく洗ってないコームなら、シャンプーを多めにした方が良いわ。
ステップ②コームを浸ける(最低2時間ほど)
お湯の準備ができたら、コームを投入しましょう。油っぽくギトギトしている部分が全てお湯に浸かるように入れてください。
その後、少し時間をおきます。汚れが落ちやすくなるため、最低でも2時間くらいは浸けておくのがおすすめです。
今回、筆者の場合は、大体2時間半くらい浸けました。
昔、コームの汚れがとても酷いときにチャレンジしたことがあったのですが、その際は夜のうちにコームをお湯に入れておき、翌朝まで一晩中つけていたことがあります。
汚れの度合いに応じて調整してみてくださいね!
ステップ③コームの汚れをとってすすぐ
つけ終わったら、指の腹でコームの目を挟むようにクルクルと円を書くように洗ってください。 軽い汚れならここまでの行程だけでも、すっきりきれいになりますよ!
(この段階で終わりの場合は、コームをぬるま湯で流してティッシュやタオルで拭き取ってから乾かしましょう。)
一方、まだ汚れが取れていない場合や、より丁寧に行いたい場合は次のように隙間の汚れも取って行きます。
お湯に浸け置きしたことで、隙間の汚れもふやけて取れやすくなっていますよ。
ティッシュを折り畳んでお湯を少量だけつけ、横から指の腹で少しティッシュを食い込ませるようにしながら、目に沿って拭くと良いです。
また、乾いたティッシュを折りたたんで隙間に通し、歯間ブラシのような要領で拭くのも汚れが取れやすい方法です。この工程を行えば、大抵の汚れは綺麗になりますよ。
最後はコームをぬるま湯で流して、水気を拭き取ってから乾かしましょう。
「お風呂から上がった後に洗面器にシャンプーとコームを入れておくだけ」で、簡単にケアができるので、おすすめの方法です♡
汚れがヒドいときは?
今回の行程をやっても、どうしても汚れがすべて取れないという場合もあるかもしれません。
たとえば購入してから何年も洗っていなかったり、整髪料がガッチリついていたりといった場合、1度のつけ置きで取り切るのは難しいです。
そんな時は、また日を改めて今回の方法を何度か繰り返してみてください。その度に汚れが浮き上がりやすくなるはずです。
意外と簡単!コームは定期的に掃除を
今回ご紹介した方法は、専用の洗剤を使うなど、お金や道具をかける心配がないので、いつでも思い立ったときに手軽にできるお手入れだと思います。
もちろん、簡単な方法である分、全てのケースで「汚れが1度で完全に綺麗に!」という訳ではないかもしれません。
もし取り切れない場合は数回繰り返してくださいね♡
けれども、「衛生的に使いたいから、週1でコームの手入れをしたい」 というような時には、手軽にできる裏技として有用かと思います!ぜひ試してみてくださいね。