雪でも日焼けするの?紫外線が強い?反射?なぜ?雪国のコスメコンシェルジュが疑問を解決します

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リリィ
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こんにちは! 先日、今年初めての雪かきを終えたWhiteLilyです。

夏の暑い時期には、ドラッグストアやバラエティショップの特設コーナーに大量に並んでいた日焼け止めも、冬には通常コーナーまで戻ってしまいますよね。

そんな雰囲気のためか、冬になったら日焼けしないと思っている方も多いですよね。

しかし、そんな時期だからこそ、うっかり日焼けに注意なのです!とくに、雪が積もっているときには、日焼けする可能性は大いにあります。

この記事では「雪の時期でも日焼けするの?」という疑問に、雪国在住の筆者がお答えしましょう!

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冬は紫外線が弱いのに日焼けする?

まず、はじめに結論を申し上げると、「冬でも日焼けはします」。嘘のような、本当のお話です。

一体なぜなのか、理由を掘り下げていきましょう。

冬季も紫外線は降り注いでいる

一般的に、冬の時期は夏に比べて紫外線の量が少ないといわれています。

UV−Bは7月〜8月の間がとくに多く、冬期は一気に量が減ります。UV−Aも夏の時期にピークになるのですが、冬期では「半減」といった程度で、全く無くなる訳ではないのです。

これだけなら「じゃあ、冬には日焼けしにくいんじゃ?」と思われるかもしれません。しかし「冬にスキー場に行ったら日焼けした!」というようなことが頻繁に起こるのです。

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雪の積もったスキー場で日焼けする仕組み


夏に比べて冬は紫外線が弱いはずなのに、スキー場に行ったら日焼けしてしまった……そんなことが起こってしまう理由の1つに「雪による反射」があります。

紫外線と反射の話

紫外線といえば、太陽から直接届いて肌に当たっているようなイメージがあるかもしれません。

しかし実際には、空気中の塵やホコリで散乱した光や、地面の表面で反射された光……など、さまざまなところで光が散乱して、お肌に当たっています。

リリィ
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意外に思われるかもしれませんが、水面・砂浜・アスファルトなどでも反射が起こっているんですよ。

当然ながら、スキー場に積もった雪でも、紫外線が反射して肌に当たってしまうのです。

雪が積もった日の紫外線の反射率は?

それでは雪が積もった日の紫外線の反射率はどれくらいなのでしょうか?

  • 新雪:80%
  • 水面:10〜20%
  • 砂浜:10〜25%
  • 草地:10%以下
  • アスファルト:10%

参考:『日本化粧品検定2・3級対策テキスト コスメの教科書 第2版』主婦の友社
P123 地表面の状態による反射率 より

上記のように、降ったばかりの新雪の場合、約80%にものぼります。

リリィ
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かなり反射しているわよね。

リリィ
リリィ

初めて知ったときに衝撃だったわ……。
だって、雪って砂浜よりも強い反射なのよ!(涙)

ちなみに、紫外線は標高が1,000m高くなるごとに10%増加します。また、緯度が低くなるほど(日本なら南側に行くほど)紫外線は強くなります。

そのため、天気の良い日に山の上のスキー場で長い時間スキーをした場合、何も対策していなければ、夏でもないのに日焼けしてもなんら不思議ではありません。

これらは「雪焼け」とか「スキー焼け」と呼ばれることがありますが、実際には夏の日の日焼けと同様の現象なのです。

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雪が積もっているときの紫外線対策

前述のことを踏まえると、クリアなお肌を保ちたい場合は、冬の時期……とくに雪が積もっているときにも、紫外線対策が必須になってきますよね。

リリィ
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雪国住みの筆者も、年間を通してずっとUVカットのアイテムを使っています。

日焼け止めを選ぶ際、気になるのがSPFやPAの数値。選び方として、天気はもちろんですが、その日にどんな行動を行うかで選ぶのがおすすめです。

画像出典:日本化粧品工業連合会『紫外線防止の基本』より
https://www.jcia.org/user/public/uv/prevent

日常生活のなかで、買い物に行ったり散歩したりといった程度であれば、SPF30・PA+++以下でも十分です。

ただ、冬の屋外レジャーの場合、長時間雪面の反射光を浴びますので、UVカット効果が高いものが無難でしょう。

とくに、前述のようにUV-Aは冬でも半減する程度ですので、屋外で長時間活動する場合はPAの値が高めのものがおすすめです。

<サンケア指数について>

  • SPF……UV-Bの防止効果をあらわす数値。赤くなってヒリヒリする日焼けを起こすまでの時間をどのくらい伸ばせるかの目安。数字が大きいほど効果が高い。
  • PA……UV-Aの防止効果をあらわしたもの。照射後、2〜24時間以内にお肌が黒く変化するのを指標にしている。+が増えるほど効果が高い。
リリィ
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実際にわたしも、昔は夏しか紫外線対策していなかったの。

そうすると、やっぱりうっかり肌が焼けてしまうことがあったわ。

リリィ
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けれども、通年で紫外線対策するようになってからは、ほとんどお肌を焼かないまま保てています。

日焼け対策が面倒なら、UVカット効果のあるメイクアイテムを!

紫外線のピークは夏ですし、「冬も日焼け止めなんてめんどくさい……」という方も多いかもしれません。

もし、屋外でスポーツをする訳ではないのなら、サンケア指数の低いアイテムでも大丈夫。せめて顔にUVカット効果のあるベースメイクアイテムを使ってみてはいかがでしょうか?

今は、化粧下地にも、紫外線カット効果が付与されているものがあります。たとえば、筆者が持っている化粧下地にも、次のような値の記載があります。

また、ファンデーションにも、紫外線カット効果のあるものが販売されています。

面倒な方はこういったアイテムをチョイスするのもおすすめです。

リリィ
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ただし、首やデコルテ、手の甲など、うっかり焼けやすい部分もあるから、本格的に美白ケアをするなら、やっぱり露出部位に日焼け止めをしっかり塗るのがおすすめ!

まとめ:冬でも紫外線対策は必要!

この記事では冬でも日焼けするのかどうかというテーマでお届けしました。

実際に冬の時期は夏よりも紫外線の量が少なくなることは確かなのですが、UV-A至っては、冬でも半分の量が降り注いでいます。

雪が降った場合は、積もった雪に紫外線が反射して、日焼けすることがあります。「雪焼け」や「スキー焼け」とも呼ばれますが、実際には夏の時期に海にする日焼けと同じ現象です。

特に屋外でスキーやスケートなどのレジャーを楽しむときには、 UV カット効果の高い日焼け止めを塗るのがおすすめです。

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